パーキンソンの方、支えるパートナー、そしてセラピストの方が集まり、アレクサンダーテクニークをどのように使うのか、大阪で学んできました。
モニカ先生は、The poise projectという世界中でパーキンソンとアレクサンダーテクニークをつなげるプロジェクトを推進しています。アレクサンダーテクニークの効果は多くの論文で発表されており、その効果も通常の治療、マッサージ、アレクサンダーテクニークの比較で実証されています。
また興味深いのは、パーキンソンの方のみでなく、そのパートナーの方も対象になります。パートナーの方は自分に気づく機会が少ないのです。アレクサンダーテクニークを受けることで、お互いの物事の理解が違っていたことに気づき、より相手のことがより分かるようになったと報告されています。
アレクサンダーテクニークは治療ではなく少しでも楽になるツールのようなもので、姿勢コントロールや組織のトーンなどに良い結果が出ます。また生活の質を上げ、楽になることによって前向きになります(→実際、前を向いてくるのです!首が自然にニョニョ〜んと)。
今回は私はハンズオン(実際に手をあててワークをする)を受けずアレクサンダーテクニークの説明を聞き、動きの変化を動画でみたりすることが主だったのですが、私の中にあるものを気づくには必ずしもハンズオンをする必要がないし、実際自分自身の身体にもそれだけで変化を感じました。アレクサンダーを「受けに」きたつもりが(かなり受動的)、実は自分に「気づき」にきた(能動的)ということでしょうか。
今回は午前午後とワークが3つのブースに分かれて行われ、パーキンソンの方もはじめは緊張した感じが、午後になると緊張もほぐれ、顔がかなり明るくなっているのが感じられました。
久しぶりに良い体験でした。しかしまた、アレクサンダー熱がふつふつと復活してきました(^_^)
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