私たちはクレニオセイクラルセラピーを施術する時に、その診断基準としてクレニオセイクラルシステムがどうなっているかを判断します。
生命を持つ身体は常に拡がったり縮んだりする動きを1分間に約6回から12回繰り返しています。この動きは身体のどの部分でも捉えることができます。これを全体として「クレニオセイクラルシステム」と呼んでいます。
この動きは身体の中心を流れている脳脊髄液の動きによって作られているとされていましたが、それのみではなく身体の様々な要素がからんでその動きをつくっているようです。
私たちは身体の状態をこの動きの状態によってどこがどのように問題があるかを判断していきます。それは、
・S 対称性
・Q 動きの質
・A 動きの幅
・R 動きの速さ
身体に優しく触れ、この動きを観察していきます。ある部分に上記4つのいずれか、あるいは複数問題があると、その部分にクレニオセイクラルシステムを乱す何らかの状態が存在すると考えます。例えば、
・昔の怪我あるいは手術後の瘢痕
・腫瘍
・炎症を起こしている、または治癒後の瘢痕
・習慣的に負荷がかかっている箇所
・エネルギーシスト(物理的、化学的、心理的にストレスがかかっている、あるいはかかっていた箇所)
など、様々な要素によってクレニオセイクラルシステムは乱されます。私たちはその箇所、あるいは全体としてそのシステムをより良く動くように施術していきます。
結果血管やリンパの流れがスムーズになり、毒素を排泄し、新しい栄養素がスムーズに身体全体に行き届くようになります。患者さんの身体の機能自身で、自分の身体を健康に導くことができるようになるのです。
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