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バランスのとれたポイント(平衡点)を使うということ

オステオパシー(クレニオセイクラルセラピーも含む)では治療の際に、組織を行きにくい方向の最終領域に持っていって治療する方法(直接法)と行きやすい方向の最終領域に持っていく方法(間接法)があります。

どちらも組織に変化を起こすことのできる方法ですが、もうひとつ、この2つの間の領域を使うという方法があります。この領域、あるいはポイントを「バランスポイント、もしくは平衡点」と表現しています。

組織が変化を起こす際に3D的に変化を起こしたいのならば、このバランスのとれたポイント(平衡点)を使うのがとても有効です。またこの場所は「全ての流れが起こりやすい場所」とも言えます。例えば身体の体液(血液やリンパ、脳脊髄液など)やエネルギーといったものなどが含まれます。

クレニオセイクラルセラピーの脳の領域(グリア細胞など)やオステオパシー(靭帯性関節ストレイン(LAS))などで、呼び方は違いますがこの方法論を使って治療していきます。

私はこの方法は心のバランスにもいえることではないかとも思っています。緊張を張りつめ続けても、ダラッと力を抜き過ぎても動きや流れは起きづらいですね。このバランスポイントを見つけると身体と心に動きが出てくるように感じます。

またこのバランスポイントは明日範囲内で常に微妙に動くものなので、それを維持しようとか思う必要はありません。治療に使う時もこのバランスポイントは微妙に動くので、観察しながらその動きを許容しつつ組織が緩むのを待ちます。なので心もバランスのとれたところに固定しなければならないということではなく、常に動いても良いのです。

何か仏教の禅の世界のようですね。よろしければみなさんもいろいろ試してみてください(^ ^)

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この記事を書いた人

千葉市でオステオパシー、クレニオセイクラルセラピーという手技療法を使って皆様の健康のお手伝いをしています。カメラ、旅が大好きです!また世界の珍しい料理を食べたり作ったりするのも大好きです。

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