クレニオセイクラルセラピーのアプレジャー博士が書いた、集大成の本「Cell Talk」の中で面白かったことを書きます。
この本はアプレジャー博士の体験談が多く載せられています。その中でイルカとのセラピーの体験があります。
博士が若い頃沿岸警備隊の艦に乗艦していた頃、遊びで海に飛び込む機会があったそうです。博士はデトロイト育ちで泳ぎがあまり得意ではなかったので嫌々ながら飛び込んだら、水の中に大きな影を見たそうです。それが後で聞いたところによるとイルカだったそうで、それを見た時に飛び込んだ時の恐怖がさっと消えて、とても安心で幸福感に満たされたそうです。
言葉は時に誤解を生むけれども、このコミュニケーションは言葉を介さない分とても信用のおけるもののように思えたと言っています。
しばらく時が経ち、クレニオセイクラルセラピーを教えるようになった頃、イルカのリサーチセンターに関係する方から、イルカが患者の治癒を促進するかどうかリサーチをしようという電話を受けました。
患者は水の上に浮き、術者とアシスタントで足、骨盤、頭を支えます。イルカが興味を抱き、患者の空いているスペースに来る(大抵1、2分)と、直接またはセラピストの身体を通して彼の鼻をあてエネルギーを送ります(大抵1分もいない)。また術者やアシスタントが調子が悪いとまず彼らの鼻で調子が悪い部分をツンツン突き、悪い部分を癒します。
ある時変形性骨炎の12歳の子(骨折しやすく少なくとも14箇所の骨折があった)をイルカと共に施術をしている時、アプレジャー博士が手のひらを伸ばした先にあるイルカが呼吸孔を向けてくれました。博士はそこからものすごいエネルギーが注入されるのを感じ、その後患者のエネルギーがガラッと変わりました。イルカは普通この大事な呼吸孔を塞がれるのを嫌がるので、こうしたことはまず起こらないそうです。患者の子の両親によると、その後数ヶ月その子は骨折をしていないそうです。
その後アプレジャー博士が陸に上がってセラピーをしているときも、海から離れているにもかかわらずそのイルカが博士の元にやってきて力になってくれていたそうです。またあるセミナー中に脳性麻痺の子を施術している時、「イルカのエネルギーを使う」と博士が言いました。それを録音していた人がいうには、不思議なことに博士がイルカのエネルギーを使っている時にはある種の雑音が入ったそうです。
イルカにはこのような癒しの力がありますが、どのような命にもこのような癒しの力があり、必要ならばいつでもその助けを借りることができるのだと思います。私たちは決して1人ではなく、このように多くの魂の関係で成り立っているのだと思います。
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