今日まで5日間、カイ・ミッチェル先生による筋肉エネルギーテクニックセミナーに参加してきました。今までは4日間のセミナーでしたが、今回は今までやってきた骨内ストレイン(骨自体の歪み)や呼吸によって筋肉が緊張する現象(ART)などを含めて、それらをどのように使っていくのかを、論理的に全身の診断として組み合わせていくという、壮大なセミナーでした。
筋肉エネルギーはカイ先生のお祖父様が使っていたものを、カイ先生のお父様が教えるために誰にでも使えるように理論化していったものがベースになっています。お祖父様のミッチェルSr先生はいわゆる現場の人で、それを文字化したりするのは得意でなかったようです。しかしお父様のミッチェルJr先生は大学で教えるにあたり、それを理論化し一つのシステムとして構築しました。カイ先生はそれを受け継ぎ、また自身の臨床からさらにそれを発展し続けています。Jr先生は今90歳くらいで、カイ先生も不明な点はお父様に聞いたりしているそうです。
筋肉エネルギーは手技療法の世界でも少し知られてきているようですが、こうした直系のシステム化された筋肉エネルギーはまだ世界に広まっていないようです。今回は初めに患者さんが入ってきて、何をみて、その結果何をしていくのかということをしっかりと認識できたセミナーでした。こうした技術はとかくテクニック偏重になりがちですが、今回は新しいテクニックを学ぶというよりは、今までやってきたものをいかに全体としてシステム化していくかといった感じでした。情報量が多く、やることもいっぱいでしたが、なんとかついていくことができました。
カイ先生は2年毎に日本に来てくれて、毎回私達にいろいろなことを教えてくれます。教わったことを、また臨床で使っていきたいと思います。本当にありがとうございました!
東京は立川で行いました。近代的な街で、オシャレなお店も多かったです😊
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